東日本部落解放研究所

歴史部会 & 鉦打・時宗研究会のお知らせ [ 2012-03-22 ]

カテゴリ:予告情報

報告テーマ

神事舞太夫の身分と職分

報告者

橋本鶴人氏(東日本部落解放研究所会員)

舞々、神事舞太夫とは

舞々・舞太夫は、関東では、浅草に居住した田村八太夫に率いられ、(習合神道)神事舞太夫と称して各地に活動を展開した。

関西では、中世史料に、声聞師が“まいまい”と記されて出てくる例もある。京都で曲舞を舞ったのは声聞師だが、しだいに、越前・加賀などから来る者が増え、幸若舞と呼ばれていく。

戦国期の相模では、相当数の舞々の活動が知られ、また三河には、北陸の舞々も度々来訪している。田村八太夫の先代の頭・幸松勘太夫は三河から江戸に出てきたものである。

以上に略記したのは、早い段階の研究の中で明らかにされて来たことだが、近年では、在地におけるあり方が具体的に追及され、神楽師・陰陽師・旅役者(集団)など、多様な姿が明らかにされてきている。

報告の趣旨

今回の報告では、舞々のあり方を一貫して追求してこられた橋本鶴人氏から、研究史を踏まえ、在地史料にそくしながら、舞々集団の身分的位置について、報告していただく。(藤沢靖介)

橋本鶴人氏論文

「習合神道神事舞太夫に関する一考察」(『所沢市史研究』第19号、1996年)

「近世相州の神事舞太夫と神楽師集団の動向―愛甲村萩原家・祓講を中心に」(『民俗芸能研究』第36号、2004年)

「習合家神職集団の形成と展開―近世武州における神事舞太夫の事例を中心に―(上)(下)」(『埼玉地方史』第56・57号、二〇〇六年、二〇〇七年)

日時

4月14日(土)PM1-5

会場

台東一丁目区民館・第3集会室

台東区台東1-25-5

03-3834-4408

会場地図はこちら

主催

東日本部落解放研究所

鉦打・時宗研究会

03-5603-1863


サイトメニュー

記事を検索

スペース区切りで複数キーワードからAND検索できます。

刊行雑誌収録の論文については、執筆者名・タイトルなどから検索できます。

〒1110024 東京都台東区今戸2丁目8-5 Tel. 03-5603-1863 Fax. 03-5603-1862© 2010-2024 東日本部落解放研究所