東日本部落解放研究所

2017年度第2回歴史部会のお知らせ [ 2017-10-17 ]

カテゴリ:予告情報

【報告テーマ】

近世日本の皮革流通構造

【報告者】

高垣亜矢さん(日本学術振興会特別研究員(PD))

【日時】

11月25日(土) PM1:30-5:00

【会場】

東上野区民館 302集会室(地図はチラシ参照

【参加費】

500円(資料・会場費、会員は無料)

【申し込み】

メール又は電話にて、東日本部落解放研究所へ

03-5603-1863 higashiken@chime.ocn.ne.jp

【報告の趣旨】

近世西日本で生産された皮革は、大坂渡辺村に集住する皮問屋に集荷されると指摘されてきた。だが報告者は、皮問屋の意に反し、在地で主体的に皮革を売買する「皮商人」に着目することで、皮問屋を中心とする流通構造が崩れていく様相を解明した。

本報告では、西日本での研究成果をふまえて、皮問屋とその手先による弘前藩での集荷活動を検討する。東西日本を同様の視座から分析することで、皮革の全国流通解明の足がかりとする。

【報告者のプロフィール】

お茶の水女子大学大学院人間文化研究科国際日本学専攻修了(博士(人文科学))。専攻は日本近世史。皮革の流通構造とその変容過程の分析を通して、近世身分制社会の特質と変容を研究している。論文として「近世西日本における皮革流通と皮商人—手代・手先の活動をめぐって—」(『史学雑誌』第121編第10号、2012年)、「近世西日本の皮革流通と地域—熊崎村を事例に—」(『日本歴史』第806号、2015年)などがある。


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