東日本部落解放研究所

5月31日(土)に第40回総会を開催します [ 2025-05-09 ]

カテゴリ:予告情報

東日本部落解放研究所では2025年5月31日(土)、第38回総会を開催いたします。

総会に併せて、安田聡さん・友常勉さんのお二人の講師による記念講演会を開催します。記念講演会のみの参加も歓迎いたします。

この3月11日に、石川一雄さんが急逝されました。今年度の総会記念講演は、中央狭山闘争本部の安田聡さんと研究所副理事長の友常勉さんから、これからの狭山闘争と、狭山闘争の思想史的意義の振り返り、についてお話しいただきます。

記念講演Ⅰ
今後の狭山闘争方針
講師
安田聡さん(部落解放同盟中央本部 中央狭山闘争本部事務局次長)
記念講演Ⅱ
狭山闘争の思想史
講師
友常勉さん(東京外国語大学大学院教授 東日本部落解放研究所副理事長)
講演の趣旨

1963年6月25日号の「解放新聞」は、石川さんの逮捕・再逮捕における差別捜査と冤罪の可能性を報道していた。しかし部落解放同盟が石川さんの救援を、組織をあげての運動方針とするのは1969年以降である。本講演では、狭山闘争の初期をになったひとびとの取り組みにあらためて光を当てるとともに、狭山闘争が部落出身者のたちあがりに与えた意味を考察する。「部落とは」「部落差別とは」という問いに対する答えを有していなかった部落出身の子どもたちや青年たちに対して、部落解放という指針を与えたのが石川さんの闘いと狭山闘争であった。狭山事件への部落解放同盟の本格的な取り組みと、高度経済成長と特別措置法の時代の新たな社会状況において、部落出身者が抱くに至った新たな問題意識とが重なったのである。それは、依然として世界の多くの地域が土地所有や都市と農村の格差に苦しんでいる世界史的次元から、狭山闘争と特措法の時代の日本と、被差別マイノリティの位置を考えることでもある。

なお、記念講演はZoomでも配信いたします。会場にお越しになる場合、Zoomでの参加の場合、いずれも会員以外の方で記念講演への参加をご希望の方は、5月26日(月)までに、東日本部落会報研究所事務局までメールまたはFAXにてお申し込みください。

【日時】

2025年5月31日(土)

13:30-14:45 総会議事

15:00-16:45 記念講演

※例年、総会終了後に行っております交流会につきましては、実施の予定です。詳細につきましては、当日ご案内させていただきます。

【会場】

上野区民館・401集会室(チラシの地図参照

東京都台東区池之端1-1-12 03−5815−8612

【議題】

2024年度活動・会計・監査報告

2025年度活動・予算(案)

【記念講演】

安田聡さん(部落解放同盟中央本部 中央狭山闘争本部事務局次長)「今後の狭山闘争方針」

友常勉さん(東京外国語大学大学院教授 東日本部落解放研究所副理事長)「狭山闘争の思想史」

詳細は、第40回東日本部落解放研究所総会/記念講演のお知らせをご参照ください。

主催

東日本部落解放研究所

TEL 03-5603-1863 FAX 03-5603-1862

higashiken-jimukyoku@athena.ocn.ne.jp




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