カテゴリ:予告情報
映画『かば』は、1985年の大阪・西成の中学校を舞台に、実在した中学校教師・蒲益男さん(故人)と、生徒たちや同僚であった教師たち、地域の方々との実際のエピソードをもとに、現地での長期取材をもとに制作されました(2021年公開)。舞台となった中学校は、校区がまるごと被差別部落という学校です。監督の川本さんは映画のための取材中に、地域の出身者から「この映画で傷つく人がいっぱいいる、製作はやめてほしい」と言われたことから、「自分の作品に責任を持つ」ため、DVDの販売等はせず、映画館での上映終了後、映写機材等を持参し各地で自主上映会をおこなっています。今年から、関東の方での上映会にも力を入れいていきたいとのことで、今回の企画につながりました。
映画は、蒲先生が主人公、という形ではなく、先生方や生徒たち、生徒たちの家族や地域の人たちの群像劇になっています。川本監督は、この映画では「人と人がしっかり向き合うことの大切さ」を描きたかった、と述べられています。映画の舞台となった1985年の西成と、今日の東日本では、異なることも多いかと思いますが「人と人が向き合うこと」が大切であることに変わりはないでしょう。映画を通じて、今、教育の現場で何が必要なのか、について意見交換ができれば、と思います。
日時 | 2025年10月18日(土) 13:30〜17:00 (映画視聴・監督を囲んで意見交換) | |
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会場 |
東京解放会館(東日本部落解放研究所)3階会議室 台東区東今戸2-8-5 tel.03-5603-1863 都営浅草線・地下鉄銀座線・東武スカイツリーライン 各線 浅草駅よりバスまたは徒歩 | |
費用 | 映画上映協力金として、1500円/1名 を頂きます。 | |
申し込み |
※参加ご希望の方は、10月8日までに、研究所事務局へメールまたはFAXでお申し込みください(会場の定員に限りがあります)。 会員以外の方は、お申し込みの際、ご所属をおしらせください。 | |
主催 |
東日本部落解放研究所 教育部会 TEL 03-5603-1863 FAX 03-5603-1862 |