東日本部落解放研究所

『東日本の部落史』3冊の刊行準備(関東編/甲信越静・東北編/身分・生活・文化編) [ 2014-01-30 ]

カテゴリ:予告情報

—東日本の部落史のまとめプロジェクトが2012年6月に発足—

東日本部落解放研究所の発足は1986年、今年で26年目を迎えます。この間、歴史部会を立ち上げ、部落史研究を継続してきており、1992年、1994年には『東日本部落解放研究所歴史論集I・II』を刊行し、それまでの研究をまとめたが、その刊行からもおよそ20年が経過しています。

その後も、東日本の部落史研究は積み重ねられ、その成果としては、『込皆戸の歴史と生活‐粕川村込皆戸地区・歴史調査報告書』(1994年)の刊行があり、また、各都県連・支部などからの協力要請にこたえて、研究所メンバーがかかわった研究成果として、『埼玉の部落—歴史と生活』(1997年)、『荒川の部落史—まち・くらし・しごと』(1999年)、『木下川地区の歩み・戦後編—皮革業者たちと油脂業者たち』(2005年)、『神奈川の部落史』(2007年)、『群馬県被差別部落史料—小頭三郎右衛門家文書』(2007年)などが刊行され、また個人研究としても、多くの著作・論文が発表されてきました。

研究所としては、とりわけ『東日本部落解放研究所歴史論集I・II』刊行以来の、東日本各地の部落史研究や個人研究の蓄積を踏まえ、東日本の部落史研究の一定のまとめとして、東日本の部落史にかかわる刊行物を企画し、2012年6月に「東日本の部落史のまとめプロジェクト(代表/藤沢靖介・斎藤洋一)」を発足させました。各都県ごとに責任者を決め、役員体制をつくり、ほぼ隔月に研究会を開催し、また必要に応じて役員会を開催して、刊行の準備をすすめています。

なお、2013年12月には、東北ブロック報告会、2014年3月には関東ブロック報告会の開催を予定しています。以後、甲信越静ブロック報告会、テーマ別研究会を開催し、2014年から2015年にかけて、『東日本の部落史』3冊(関東編、甲信越静・東北編、身分・生活・文化編)を刊行予定です。

なお、『東日本の部落史』については、部落解放運動や同和教育などに取り組む多くのみなさんに手に取って読んでいただけるよう、研究論文ではなく、平易な叙述につとめ、東日本の部落史を学ぶ基本文献として、長く活用していただけるような刊行物にしていきたいと考えています。

《問い合わせ先》

東日本部落解放研究所
電話 03-5603-1863
メールアドレス higashiken@chime.ocn.ne.jp

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